■山本のまちづくりへのチャレンジ=倶楽部型まちづくりについて

15年前に、松岡正剛氏とまちづくりの企画を行いました。

そのまちづくりが「倶楽部型まちづくり」です。タイプが違いますが、いくつかの倶楽部型まちづくりを実施してきました。

倶楽部とは日本では「結・構・座・連・惣」、西洋では19世紀の「ソサエティ・クラブ」です。

この倶楽部では、趣味的な同好の人が集まる集団や経済的な活動する集団や相互扶助する集団などがあります。

私は、趣味的同好・経済的活動・相互扶助の3つをまちづくりに導入しています。

例えば、分譲住宅などでは、計画段階では、趣味的同好という視点から、生活者の意見をフリーに聞いたり、

新しい提案についてニーズ、ウォンツがあるのか確認しながらプランニングを進めていきます。

新しい提案を自信を持って提案できるのと同時にヒアリングすることによって広告宣伝効果も高く、

売れ行きが他よりよくなることが分かりました。

また、プランニングに当たって、事業性を高める工夫をする(宅地率・レンタブル比を高くする)ことによって、

生活者の拠点となる倶楽部ハウスの創出も行うこともあります。

建設段階では、生活者に建設に参加してもらったり、ガーデニングの体験をしてもらったりもします。

販売会にこれを行うことで集客効果が高いことも分かりました。

生活段階では、倶楽部ハウスを生活者の共有にし、各種趣味活動や習い事等の趣味的同好の拠点にするのと同時に、

店舗に賃貸(固定+売上歩合)し、経済的活動の共有化を図ります。

また、お掃除会への参加や各種お手伝いや街イベントへの参加やベビーカー等の不要物販売でポイントをゲットできる仕掛けを創り、

そのポイントで倶楽部ハウス利用や物品購入、各種サービスを受ける割引に利用できるシステムを構築し、

相互扶助の関係を創出することによって、良好なコミュニティの育成を図ります。

つまり、まちづくりに共通価値観を見出すことによって、販売促進に役立ち、

一方、良好なコミュニティ育成が図れるシステムが倶楽部型まちづくりです。

今後においても、倶楽部型まちづくりは、ひとつの開発をするのに、数倍の手間隙をかけ、

情熱をもって取り組まなければなりませんが、着実に進めて行きたいと考えています。

倶楽部型まちづくりに取り組める機会のご用命をいただければ幸いです。宜しくお願いいたします。




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